「よみとく。」

残暑お見舞い申し上げます。
日中ど真ん中に外出すると、皮膚がチリチリする感覚がはっきりと分かります・・・。

先月7月24日から29日まで、アートコンプレックス・センターでありました「よみとく。」というグループ展に参加しました。ご鑑賞いただきました皆さまには、ご多用の中、会場にお運びいただきましたこと心より感謝申し上げます。

この展覧会は、抽象表現を「読み解く」面白さを人々に感じてもらいたいという趣旨のものでした。前回のアートポイントでの展示も抽象表現の枠で発表した訳ですが、実際のところ私自身は「抽象表現」の枠に困惑していました。大学の友人からも、「いつから【抽象作家】になったの???」という質問を受けて、「さあ・・・」と答える始末です。確かに、人が私の作品を目の前にして、分かり易いハッキリとした「読み解く」手がかりは、タイトルくらいしかないことは、認めざるを得ないかもしれません。しかし、抽象/具象云々より、私が思うのは、そのタイトルに加えて、素材の質感からも作品の中に入れるということです。

・・・要するに、「私は抽象的表現をしている自覚が全くなかった」ということを知っていただきたく、ここまで回りくどく説明してしまいました。今後も、新たな機会を得て、作品を発表していきます。

「よみとく。」

2012.08.25 | | 展示日記

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プロフィール

升方允子/Masako Masukata

Author:升方允子/Masako Masukata
【1979年 富山生まれ】


石膏とガラスのコンビネーションを主とした作品を造っています。



12歳のころ、家族で東京へ引越し
2002年、多摩美術大学美術学部工芸学科ガラスコース卒業。その後、2004年頃まで故郷である富山県にて制作。2005-2006年、東京田端の共同アトリエにて制作。2006-2008年、北海道は札幌にて暮らす。



2006年の個展を区切りとして、約5年ほどの充電期間を経て、2011年制作を再開する。現在は埼玉を拠点に制作し、関東を中心に活動中。



2019年1月、
Nicole Longnecker Gallery(ヒューストン)にて個展開催。



このblogは、マスカタの中でふと気づいたことや制作について綴っていく。そして、ここでは、輪郭のないものに、言葉の方でそれを与えている場合もあります。


プライベートでは、三児の母親でもあります。稀に、子育てに関するものも書きます。
どうぞよろしくお願いします。


升方允子

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