ガラスは記憶する

ここ2年ほど、年末にその年に見たガラスを用いた作品の展覧会の中で、印象的だったものを2つピックアップしている。
前置きとして申し上げると、今年は展覧会へ行った回数が非常に少ない。反省点でもあるが、同時に諦めも少々漂う。
そのような状況なので、今年は1つにせざるを得ない。



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2019.12.28 | | 展覧会日記

2018年のこと

2018年も、あと少しですね。
そして、平成最後の年末。
「昭和が約60年 平成が30年。日本はおよそ30年周期で回っている」と どこかで見かけたので、なんだか数字で表されると面白いなと。(ちなみに、明治+大正も約60年)



さて、自分自身については、1年の間にアトリエの引越しが2回あり、少しバタバタとした。作品については、より意識をガラスに寄せて過ごした一年だった。2017年の2人展の後、ある人から「ちょっと一旦ガラスに戻ってみたら?」という意味深なコメントをいただいて、その年の内に吹きガラスを再開した流れからの2018年で、今年も吹きガラスから得るインスピレーションを大切にしたいと思ってやってきた。
以下、印象的だった「ガラス」を用いた作品の展覧会を2つピックアップしてみる。


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2018.12.31 | | 展覧会日記

工芸という言葉について考えた日

私が富山で制作していた頃からの同郷の友人で、指物師の寺田洋子さんの参加する展覧会/三人展へ行ってきました。千歳烏山にある gallery Futamura にて。
光佳染織のお二人が紡ぎだす染色・織物、指物師が作る木目の美しい茶道具。
寺田さんは富山で活動しているので、あまり関東での展示がありません。唐突ですが、もし興味のある方がいればと思い、こちらに紹介・・・。
10月14日(土曜)まで。
Gallrey Futamura_DM


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2017.10.12 | | 展覧会日記

リバーサルフィルム

前は、リバーサルフィルムで自分の作品を撮って、それを通して作品に対しての色んな具合を確認することもあった。今より、撮った後よりも撮る時が大事で、その撮った後には光を意識してフィルムの中の作品を見ることが好きで、時間もたっぷりあった。
何というか、私に「写真を撮る余裕」があった。
半夏生のころ


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2017.05.13 | | 展覧会日記

富山市ガラス美術館

日帰り帰郷 その1

富山駅着 8:26→ ガラス美術館 → 林ショップ → 自分の作品撮影 → 幼なじみと晩ご飯 → 富山駅発21:20

先ずは、富山市ガラス美術館について。
一言で言うなら、
ガラス作品でお腹いっぱいになりたい人、是非どうぞ!本当にガラスの作品しかない(笑)

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6階は、デイル・チフーリ( Dale CHIHULY ) というアメリカのアーティストのみの常設展示フロアで、なんとこの階だけ写真撮影自由!


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2016.05.12 | | 展覧会日記

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プロフィール

升方允子/Masako Masukata

Author:升方允子/Masako Masukata
【1979年 富山生まれ】


石膏とガラスのコンビネーションを主とした作品を造っています。



12歳のころ、家族で東京へ引越し
2002年、多摩美術大学美術学部工芸学科ガラスコース卒業。その後、2004年頃まで故郷である富山県にて制作。2005-2006年、東京田端の共同アトリエにて制作。2006-2008年、北海道は札幌にて暮らす。



2006年の個展を区切りとして、約5年ほどの充電期間を経て、2011年制作を再開する。現在は埼玉を拠点に制作し、関東を中心に活動中。



2019年1月、
Nicole Longnecker Gallery(ヒューストン)にて個展開催。



このblogは、マスカタの中でふと気づいたことや制作について綴っていく。そして、ここでは、輪郭のないものに、言葉の方でそれを与えている場合もあります。


プライベートでは、三児の母親でもあります。稀に、子育てに関するものも書きます。
どうぞよろしくお願いします。


升方允子

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