アマヌマ アキ インタビュー ◇◇◇2002年卒多摩美ガラス5人展
10月1日(日)から始まる ◇ ◇ ◇ 2002年卒多摩美ガラス5人展。メンバーの皆んなに、卒業当時の進路から制作のこと、またこれからの展望について、升方がインタビューをした。
人との縁しかり、みんなに助けてもらいながら、ここまで制作を続けてこられた。Aki Amanuma
卒業後、毎年続けた二人展 ”Shower” 。そして、ワーキングホリデーで行ったフランスで、現地でもガラスの制作をやってみたいと思い、始めたステンドグラス。今の創作に繋がる出会いやきっかけについて伺った。
「あまーにゅ(アマヌマの通称)と言えば、松本りあんさんとの二人展 ”Shower” が思い起こされるけれど、これは卒業後から10年続いて11回を数えるまでになったね。これが始まったきっかけは何だったの?」
お互いの卒業制作を見て「2人で何かできたらいいね。」と話していたところ、その年の8月に、谷中にあった私の高校の同級生が運営していたギャラリーで ”Shower” をやることになった。もし、そう思ってから直ぐにやっていなかったら、10年も続かなかったかも知れない。この二人展は「夏に涼やかな空間を演出する」ことを主テーマに据えながら、毎回違う場所で開催して、場所が変われば自然とそこから受けるインスピレーションも変わる。そうして毎年違う裏テーマも設けて、それぞれ制作して空間を作ってきた。
「途中、フランスにワーキングホリデーにも行っているよね。フランスに滞在しながら都内で開催された”Shower” も覚えているよ。」
2009年に、ワーキングホリデーでフランスへ行くことが決まって、折角だから現地でもガラスで制作をしたいと思って色々探したところ、日本人でステンドグラスの先生(松田日出雄氏)を見つけて、その方に3ヶ月間ステンドグラスを教えていただくことに。その後、今までやっていなかったけど、意外とステンドグラスが楽しいことに気づいて、フランスにいる間にステンドグラスのアトリエを見にいきたいと思ったんだ。そして、インターネットで探して見つけたアトリエに履歴書のようなものを送ったところ、ニースにいる日本人に興味のある女性から返信をいただくことができた。そうして、ニースに移動して、3ヶ月間ステンドグラスの制作アシスタントとして仕事をさせてもらったんだよ。
「フランス滞在中に、ステンドグラスとの出会い以外に印象的だったことはある?」
色々な方に助けてもらって、貴重な体験をたくさんすることができた。語学学校で外国人の友人ができたこともよい想い出。語学も必要だけど、伝えたい気持ち、汲みとる気持ちが大切だと学んだ。
「フランスから帰国した後は、どのような活動になっていったの?」
年に1回のペースでリビングデザインセンターozon(新宿)でのイベントに出展するようになって、そこで偶然、ブースが隣同士になった豆皿を作っている方に出会ったの。その方と一緒にシェア出展するうちに、今もお世話になっている ”つくりえ” に繋がって、段々と制作も忙しくなっていった感じがするね。
「これからは、どのような作品を作っていきたい?」
実用的なインエリア小物やアクセサリーを作る手段として、ステンドグラスの手法を用いてきたけれど、それぞれを上手く融合させたアートとしてのステンドグラスも作っていきたい。
アマヌマアキWebサイト
◆◆◆ 2002年卒多摩美ガラス5人展
会期 : 2023年10月1日(日)~2023年10月8日(日)
時間 : 12:00~19:00(最終日17:00まで)
会場 : DEN+ (東京都渋谷区恵比寿南3-1-14-1F)
DEN+ 展覧会ページ
協賛 : 一般社団法人多摩美術大学校友会

升方允子の作品については、こちら升方允子のWebsiteへ。
2023.09.28 | | Trackback(0) | 作家/Artist
