工芸という言葉について考えた日

私が富山で制作していた頃からの同郷の友人で、指物師の寺田洋子さんの参加する展覧会/三人展へ行ってきました。千歳烏山にある gallery Futamura にて。
光佳染織のお二人が紡ぎだす染色・織物、指物師が作る木目の美しい茶道具。
寺田さんは富山で活動しているので、あまり関東での展示がありません。唐突ですが、もし興味のある方がいればと思い、こちらに紹介・・・。
10月14日(土曜)まで。
Gallrey Futamura_DM


もう少しだけ、寺田さんの紹介させて下さい。
大阪工業大学大学院で建築専攻されて、建築模型作りから、細かい作業が好きなんだと気づいたそう。その後、指物師に弟子入りする形で、指物(さしもの)を志し、自宅兼工房(かつ自宅の一室をギャラリーとして、自作品を展示している)で制作しています。私がいつも思うのは、細かい作業も木も好きなんだな、この人は…という事。
出産の度に、彼女にベビースプーンを注文してきて、その度に どんどん使いやすくなる形を目の当たりにして、嬉しいやら、先に行っちゃって寂しいやら 笑 。とはいえ、やはりお互いが作家であるからこそ、作品から刺激をもらいたい。
私自身は、20代前半、工芸的な考え(教え)と美術的思考との間で、作品の成立させる過程に非常に悩まされました。ですから、富山では、敢えてクラフトの分野で制作する作家と繋がって、現代美術や"ガラス"とも少し距離を置いていました。私にとって"工芸的"感覚というのは、自分や自分の考えを表現するためのものではなく、先ずは素材を受けとめるためにあるものだと、今は思っています。


2017@gallery_Futamura


マスカタの作品については、こちら升方允子のWebsite へ。
Please check the Website Masako Masukata.

2017.10.12 | | 展覧会日記

«  | HOME |  »

プロフィール

升方允子/Masako Masukata

Author:升方允子/Masako Masukata
【1979年 富山生まれ】


石膏とガラスのコンビネーションを主として、墨やインク、ワイヤーなどを組み合わせ作品を造っています。



1992年、家族で東京へ引越し
2002年、多摩美術大学美術学部工芸学科ガラスコース卒業。その後、2004年頃まで故郷である富山県にて制作。2005-2006年、東京田端にて制作。2006-2008年、北海道は札幌にて暮らす。



約5年ほどの充電期間を経て、2011年制作を再開する。現在は埼玉を拠点に制作し、関東を中心に活動中。



2019年1月、
Nicole Longnecker Gallery(ヒューストン)にて個展開催。



このblogは、マスカタの中でふと気づいたことや制作について綴っていく。書かないと忘れる質なので・・・。そして、ここでは、輪郭のないものに、言葉の方でそれを与えている場合もあります。

プライベートでは、三児のの母親でもあります。稀に、子育てに関するものも書きます。
どうぞよろしくお願いします。


升方允子

ブログ内検索