2018年のこと

2018年も、あと少しですね。
そして、平成最後の年末。
「昭和が約60年 平成が30年。日本はおよそ30年周期で回っている」と どこかで見かけたので、なんだか数字で表されると面白いなと。(ちなみに、明治+大正も約60年)



さて、自分自身については、1年の間にアトリエの引越しが2回あり、少しバタバタとした。作品については、より意識をガラスに寄せて過ごした一年だった。2017年の2人展の後、ある人から「ちょっと一旦ガラスに戻ってみたら?」という意味深なコメントをいただいて、その年の内に吹きガラスを再開した流れからの2018年で、今年も吹きガラスから得るインスピレーションを大切にしたいと思ってやってきた。
以下、印象的だった「ガラス」を用いた作品の展覧会を2つピックアップしてみる。


1.  ガレも愛した-清朝皇帝のガラス << More Info.
2018年4月25日(水)~7月1日(日)
サントリー美術館
 
"ガラス工芸が飛躍的に発展したのは、清王朝の時代"
ガラスは、それだけで見た場合、表情の対比が面白い。
"透明・不透明"  "色・色なし"  "滑らか・ザラザラ"などあるが、この展覧会は、"透明・不透明" という違いを意識するには、よかったと思う。不透明になったとき、光を透過しないため、重厚さと、その作品が (特に彫刻的に) 技術的にどうかということが際立ちやすい。
また、こちらは大きな美術館ではないが、キッズへのアクティビティもあって、それも子供との会話の補足に良かった。写真は、我が家の5歳児の絵。会場内の、お気に入りの鼻煙壺(びえんこ)を鉛筆で描いたもの。人の顔っぽい形は、見て取れる(笑)
 

 
鼻煙壺とは、嗅ぎたばこを入れる、掌サイズのガラスの壺。
 
2. アレナ・マチェイカ  Alena Matejka 神秘的な世界への旅 << More Info.
2018年7月7日(土)~ 9月3日(月)
富山市ガラス美術館 キラリ
 
タイトル通りの展覧会である。前出の清時代のガラスとは対極にあって、作品の大きさ、インスタレーションのスケールもほどほどに大きいのに、色を感じないガラスで表現されているので、神秘性を失わない。チェコ出身の作家。
写真は、展覧会図録の表紙。
 

 
ー ー ー ー ー
本年も、たくさんの方々に、様々な形で助けていただかねば 乗り切れませんでした。本当にありがとうございました。
皆さま よいお年をお迎えください。
一年間の感謝を込めて。



マスカタの作品については、こちら升方允子のWebsite へ。
Please check the Artist, Masako Masukata.

2018.12.31 | | 展覧会日記

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プロフィール

升方允子/Masako Masukata

Author:升方允子/Masako Masukata
【1979年 富山生まれ】


石膏とガラスのコンビネーションを主として、墨やインク、ワイヤーなどを組み合わせ作品を造っています。



1992年、家族で東京へ引越し
2002年、多摩美術大学美術学部工芸学科ガラスコース卒業。その後、2004年頃まで故郷である富山県にて制作。2005-2006年、東京田端にて制作。2006-2008年、北海道は札幌にて暮らす。



約5年ほどの充電期間を経て、2011年制作を再開する。現在は埼玉を拠点に制作し、関東を中心に活動中。



2019年1月、
Nicole Longnecker Gallery(ヒューストン)にて個展開催。



このblogは、マスカタの中でふと気づいたことや制作について綴っていく。書かないと忘れる質なので・・・。そして、ここでは、輪郭のないものに、言葉の方でそれを与えている場合もあります。

プライベートでは、三児のの母親でもあります。稀に、子育てに関するものも書きます。
どうぞよろしくお願いします。


升方允子

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