Every cloud has a silver lining.

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毎週行く吹きガラスのスタジオの最寄り駅に、しばらく気になったまま素通りし続けていたカフェがあった。いい雰囲気なのですよ、実に。ちょうど表に植物を出しながら開店の準備をしているお店の人をしり目に、大概今日も行くのは無理かなと考えながら、スタジオの開始時間に間に合うように、私は足早にお店の前を通り過ぎる。帰りも気持ちが急いているので立ち止まれない。でもその日は、いつもの思考回路とは違い、今日は行けそうな気がするという予感があった。ついに気持ちが整うというか。



そして、スタジオからの帰り道に入ってみた。お客さんはご年配の女性がひとり。L字位置に配置されたカウンター席を選び、注文したコーヒーを待つ間に、店内をなんとなく眺めていた。店内の雰囲気は、上手に厚かましくない温かみを醸し出す部分と、少しのストイックさが見え隠れする部分が気になった。理由は、壁が非常にすっきりしているにも関わらず、入り口と対面する壁に象徴的にポスターが1枚掛かっていたから。シンプルな文字配置を見る。


Every cloud
has
a silver lining

シルバーライニングって何のことだろう・・・。

分からないままに、帰るときにお店の人に聞いてみたら「銀の裏地」という意味だそうで、曇りの日にの真後ろから太陽が当たっているときに、の輪郭が光って見える状態のことをいうらしい。続けて聞いていくと、Every cloud has a silver lining とは、イギリスで生まれた有名なことわざで、「どのにも銀の裏地がついている」という直訳から、「どんなに悪い状況でもどこかに希望の光がある」という意味とのこと。店主さんたちはこの言葉に感化され、自身のカフェを出す時の土台になったと話してくれた。


それらの話が終わった瞬間にショップカードが目に入り、カフェの名前が SILVER LINING と知る。



升方允子の作品については、こちら升方允子のWebsiteへ。

Please check the Artist, Masako Masukata.

2020.01.25 | | 徒然~つれづれ~

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プロフィール

升方允子/Masako Masukata

Author:升方允子/Masako Masukata
【1979年 富山生まれ】


石膏とガラスのコンビネーションを主とした作品を造っています。



12歳のころ、家族で東京へ引越し
2002年、多摩美術大学美術学部工芸学科ガラスコース卒業。その後、2004年頃まで故郷である富山県にて制作。2005-2006年、東京田端の共同アトリエにて制作。2006-2008年、北海道は札幌にて暮らす。



2006年の個展を区切りとして、約5年ほどの充電期間を経て、2011年制作を再開する。現在は埼玉を拠点に制作し、関東を中心に活動中。



2019年1月、
Nicole Longnecker Gallery(ヒューストン)にて個展開催。



このblogは、マスカタの中でふと気づいたことや制作について綴っていく。そして、ここでは、輪郭のないものに、言葉の方でそれを与えている場合もあります。


プライベートでは、三児の母親でもあります。稀に、子育てに関するものも書きます。
どうぞよろしくお願いします。


升方允子

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